vol.3 in early summer
君とぼくの、永遠に続くことを描いた、夏の始まりを告げる音楽。
強くて優しい陽射しのなか、頬に触れる風と、夕凪と、遠くに聴こえる音楽と、君の奏でるドラムの音色に、心ときめかせる季節の始まり。
『夏の扉。ステイホームでレッツラブ、または2021サマービューティ計画』
僕らの意識はいつでも、どこまでも続く水平線へと向かう。
Wondermints / WONDERFUL WORLD OF WONDERMINTS(1996)
ブライアン・ウィルソンと縁深い彼らのカヴァーアルバム。モンキーズ”PORPOIS SONG“、バーバレラのテーマなど選曲が◎(nee)
Tiberius’ Minnows
/ Oh June (1991)
夏に向かうキラキラの中で輝く純正ネオアコ。90年代に産み落とされた宿命か、2枚の7インチを遺すのみ。
(八野英史)
Aldemaro Romero & His Onda Nueva
/ La Onda en Ingles (1972)
ベネズエラから吹いてきたコーラスの嵐!澄みきった青空に広がるメロディに怒涛の花吹雪!このまま飛んでいきたい。
(山内章子)
レンゲ
/ めくるめくあおく (2016)
青いセロファン越しに見る、どこまでも続く水平線の果ての果てに、想いを巡らすその時、季節が瞬いた。
(高田博之)
V.A. / a young person’s guide to blue-very (2021)
かつてが渋谷系なら、いまのトウキョウには高円寺系がある!そんな嬉しい気持ちになる、ポップミュージックのギフトボックス。(nee)
Charlie And The Hot Wheels
/ Hot Rod Craze(2004)
海にはまったく縁遠いけどサーフィン・ホットロッドは大好物。程よい疾走感とマイルドなハーモニーが最高。
(446)
The Impossibles
/ Delphis(1991)
女性2人の涼やかなハーモニーが体感温度を2℃下げてくれる。7インチのみ収録の「Be My Baby」がまた良い。
(446)
Tossy&036
/ 真夜中のセンチメンタル (2021)
切なくて儚い、春の陽射しの中、君とぼくの、憂鬱な日常に、ささやかな光を注ぐような、優しくて力強い、桜色の思い出。(高田博之)
citrus / Pits Are The Pits
(GOLD=RARE=DEBRIS 1992-2000) (2009)
MIHARU KOSHI
/ La Voix de Paris(1992)
サティ、フォーレら数々の名曲をコシミハルさんの小粋な味付けでどうぞ。Chanson d‘amourは人生で何度口ずさんだことか。
(nee)
Boys & Girls Together
/ Wouldn't Save Me! (2001)
きらめくヤングソウル。希望も不安も憂鬱もごちゃまぜになって、もうすぐ夏がやってくる。
(高田博之)
Joni Mitchell
/ Ladies of the Canion (1970)
Eggstone
/ Spanish Slalom(1998)
ヤサ男達によるエヴァーグリーンなジェントルサウンド、だけどひねくれねじくれ一筋縄ではいかないのが魅力。
(446)
Ray Wonder
/ Hurray(1994)
これは主にジャケで選びました。スウェディッシュ一派の中ではやや異色なローファイ寄りのギターポップ。
(446)
Go Sailor
/ Go Sailor (2011)
みんな大好きローズさん率いるGo Sailor、どこからどう聴いても永久不滅で完全無欠なインディーポップ1000%、僕らのハートはずっと彼女にロックオン!
(高田博之)apple
Livingstone Daisy
/ MELODY FAIR (2017)
5月は恋の季節。出会いはいつでも、偶然の風の中。人生とは、雨のように落ちるものではなく、巡るメリーゴーラウンドのようなもの。優しき男たちのハーモニーは、永遠の絆と呼ぶべき、素晴らしきカバーヴァージョン。
(高田博之)
apple
Thom Bell
/ Ready or Not (2020)
フィラデルフィア名アレンジャーのいい仕事集。熱すぎずクールすぎないソウル&ポップはソウル初心者にも◎。
(山内章子)
The Queers
/ Bubblegum Dreams(1996)
Queersのポップな面が凝縮されたシングル。BB5やMuffsのカバーもいいけどやっぱり「Punk Rock Girls」!
(446)
CUBISMO GRAFICO
/ Vocoder Block Diagram (2003)
透明な風が吹き寄せる、清涼感バツグンの木漏れ日の下で聴く、ヴォコーダーエレクトロは最高。
(高田博之)
SNAPSHOT
/ BABY BABY BABY (1995)
僕たちの行方は、すっとこれからも、魅力不足の彼に「好きです」ってカンジ?
(高田博之)
SHOTGUN RUNNERS / DEDICATED TO THE ROCK’N ROLL BOY(2011)
金沢を拠点に活動する、クールな3ピースバンド。MODでグルーヴィーな音楽性を表現したのはイラストレーターJerry氏。メンバーの似顔絵も最高。一目惚れのジャケ買いなのでしたが、すぐに愛聴盤になりました。60年代のイギリスに、こんな青春映画があったのではなかろうかと思わせるコンセプトアルバム。ああ神様、どうかLPにしてお願い。
(nee)
citrus
/ wispy, no mercy(2000)
シトラスのラスト作にして最高傑作。ガチャガチャ感とかエレクトロ感とか高音域のキラキラ感とか、旨味をギュッと濃縮したような珠玉の5曲がノンストップで駆け抜ける。…で、何が夏なのかというと。エアコンのない部屋の中、ただひたすら繰り返し一日中聴いた20年前の夏のことを思い出すから。個人的なことですみません。
(446)
V.A. / DANCE CRAZE:THE BEST OF BRITISH SKA…LIVE!(1981)
未見の映画のサントラ。2TONE SKAのコンピで最もかっこいいジャケットだと思う一枚。おなじみルードボーイのイラストも。(nee)
The Wild Swans / The Coldest Winter for a Hundred Years (2011)
リバプールの気骨。80年結成バンドの2度目のカムバックは抜け殻の街への最後の叫び。円熟のインディーロック。
(山内章子)
Even As We Speak
/ Blue Eyes Deceiving Me(1993)
ムーディーな打ち込み〜バーストポップ〜純ギターポップとバラバラなテイストが“清涼感”でつながる1枚。
(446)
Spanky Darth Vaders
/ Spanky Darth Vaders(2004)
カラッと爽快で人懐っこいメロディが魅力のスペイン産女声パワーポップ。リリースはこの1枚のみ、残念。
(446)