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2022年春に発行したフリージン「march to the beat of a different drum vol.5」から1年9カ月振りに新作を発表します。

 

タイトルは『the wonderful world of different drum 〜different drumの素晴らしき世界〜』。

 

2022年の1年間、僕は『WebマガジンGO ON【轟音】』にて連載執筆をやっていました。連載を受ける事で、自分の可能性をどこまで試すことが出来るのか、他所に書くことによって己を鍛えなおす事が出来るのか、そんな事を考えながら自分と向き合う1年となりました。そして連載終了後の2022年12月、ひとつのコンセプトを元に、新作を発行しようと計画。先だって発行宣言を行い、後戻りしない決意を自らに課し、1年かけて執筆し、ようやく完成したという次第です。

今回は先に冊子のタイトルを決めました。そのような方法を採用したのは、あえて予定調和のない、よりリアルなロードムービーのような側面を持つ冊子を目指そうと考えたからです。着地点を決めず、書き進めることで辿り着く所、それこそが僕の追いかけた1年となる、そしてそういう想いをひとつの冊子に書き残す、それが今回の冊子コンセプトです。これは【轟音】にて1年間連載を行ったことで辿り着いたコンセプトとも言えます。そういう意味からして、共同執筆者を牧田幸恵さんに依頼したのは当然の成り行きと言えるでしょう。

今回の冊子を制作するにあたって牧田幸恵さんに執筆とカバーデザイン、校正に至るまで、多大なるご協力頂きました。彼女との出会いがなければ、この冊子を作るところまで至らなかったと思います。本当にいろいろとありがとうございます。

冊子内の写真は前作フリージンで印象的な表紙写真を撮影していただいた、油淋鶏こと後藤祐也さんが再登場。「1年間で4枚の作品を提供していただく」ことを依頼、撮影は勿論、テーマ設定など、全て彼のアイデアによるものです。僕が現在最も信頼するフォトグラファーである後藤祐也さん。彼のイメージするもの、そこから伝わってくるもの、彼の感性そのものが凝縮された作品の数々。季節の移ろいを感じる素晴らしい作品をありがとうございます。

 

前作までは無料配布のフリージンという形態にて発表して参りましたが、今作は有料販売とします。フリー配布の可能性は先のタブロイド誌である程度確率出来たと思えた上での変更です。販売方法はdifferent drum recordsネットショップ限定とします。販売箇所を一元化することで「どこからでも買える、一番公平なやり方」にしたかったからです。有料販売と販売方法に関しては、何卒ご理解頂ければと思います。具体的は発売日は後ほどアナウンスいたします。

何はともあれ、1年かけて制作した新作冊子『the wonderful world of different drum 〜different drumの素晴らしき世界〜』。僕の住む場所、皆様の住む場所、いろんなところに生活があり、出会いがあり、生き方があります。嬉しいことも、苦い思いも、起きたこと全てが自分自身であるなら、僕らの住むこの世界は、僕らそのものなのではないだろうか。そして今、君はどこへ向かう?

沢山の方に手に取っていただけると嬉しいです。

different drum records 高田博之

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