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  • 執筆者の写真differentdrumrecords

完全復活のその先へ 



2022年6月18日。なんかもういろんな気持ちが込み上げてきて、最高だったとか素晴らしかったとか、簡単に言葉で表し切れない。夢だったのか、幻を見たのか、単に僕の妄想が引き起こしたことだったのか、一夜明けて、冷静になってみても、未だにそんなフワフワした感じのなかにいます。


b-flowerレコ発in東京。あれほど素晴らしいアルバムを世に出したバンドのライブ、当然良いに決まってる!って思っていたけど、僕の想像の遥か彼方、雲の上の上を行かれてしまった。すげえとかそういう類のものではない。これは生きてるうちに何度観れるかどうか分からないって思えるもの。素晴らしい楽曲の良さを最大限に引き出し、別次元にまで持っていく、圧倒的に自信に満ち溢れたバンドサウンド。ライブとは、体感することは真豪ことなきその言葉の通りである。そういったものをb-flowerは実に軽やかに超えて見せてくれた。


2022年最新型のb-flowerは完全無欠のライブバンド。ずっと前からそうだったけれど、ついに機は熟したのだ。時代が彼らに追いついた。今を生きること、そういうことすべて。ネオアコは歴史じゃなくて、僕らが歴史と時代を作るのだ。生きるとはそういうことだ。b-flowerはそういう中を生きているバンド。変わらないために変わり続けるって「October Song」の通りなのだ。


2017、18年とムクドリの会で企画開催したイベントでのb-flowerも素晴らしいライブだったけれど、今のb-flowerはそれを軽く超えている。これはもう確信持って言える事。バンドは進化するのだ。どんどん前を見て、先に進んでいく。僕らは伝説を見てるのではなく、伝説を作り上げていく過程を見ている。だから最新アルバムの曲も、既存の代表曲もバンドに馴染む。馴染むからこそ、新しい発見があり、共感を覚え、僕らの胸を打つのだ。本当にすごいバンドだ。孤高のままここまで来たのは、これこそが奇跡だ。


終演後の物販をやっている時、バンドの皆さんとお話することが出来た。最初にドラムの小林さんが僕に声を掛けていただき、すごく嬉しかった。小林さんは「顔でドラムを叩く」タイプだと思ってたのでその旨伝えることが出来た。感情が滲み出るドラマー、だからこそ信用できる。岡部さんもそうであったように、今は小林さんがいる。本当に最高でした。湯田さんはまるでビルワイマンのようだ。寡黙で安定感がある、今のb-flowerにはなくてなならない存在。パンクはベース、メタルはギターの理論からいうと、ネオアコはリズム隊。僕はそう思うのだ。だからb-flowerは幾多の試練を乗り越えて最強になれた。この最強さは半端ない。


さて、念願のレコ発ライブは大盛況のうちに終わった。次はなんだろう。時代に追いつかれたb-flowerの行先は何処か。ここに至るまでの過程の中、いくつもの試練を乗り越えてきたバンドである。そんな簡単に舟は沈まない。これでいいって思わないから、ここまで来た。この先の未来をまた、変わらないために、変わり続けて行って欲しい。


2022年6月19日

by HIROYUKI TAKADA


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